禁煙を希望する未成年と薬通販の危険性

二十歳を超えていれば、保険が適用され、安価な費用で禁煙治療が受けられます。未成年が病院で診療を受ける場合、保険がききません。したがって、全額負担となります。これは未成年の喫煙が違法と見なされるからです。

一般的に成人と比べ、未成年のほうがニコチン依存度が高いのに、現在では保険が使えず、全額負担しなければいけないのです。現在、それほど社会問題として大きく捉えられていませんが、危険をはらんでいる問題です。医療機関による禁煙治療が高額と考え、薬通販に流れる未成年がいてもおかしくないためです。

薬通販業者の多くは、正しい営業を行なっています。しかし、中には違法な薬を販売する業者も存在します。禁煙であれば、薬通販で禁煙補助薬を比較的簡単に購入出来ます。未成年が薬通販で医師の診断を受けず、勝手に正規品かどうかもわからない禁煙補助薬を購入すると、やはり問題が生じやすいです。

まず補助薬が正規品でない場合、体にどんな影響を及ぼすかわかりません。副作用が起こった時、薬の成分が明確でないため、治療が困難になります。仮に正規品であっても、購入して勝手に使用すれば、副作用が起こる可能性が高くなります。禁煙補助薬は原則、顎の発達が未成熟な未成年の使用は禁止されています。勝手に長期使用をすれば、副作用のリスクは高くなります。

未成年が薬通販に慣れると、違法な薬をネットで購入しやすい環境が生まれます。タバコを安価な費用でやめるつもりが、より危険な薬を購入する、これでは禁煙の意味が無くなってしまいます。

未成年の禁煙治療に費用がかかりやすい今の環境では、このようなリスクも考えておくべきでしょう。国や行政による対策が急がれる問題と言えるのかもしれません。

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